☆飯塚子どものためのドラマスクール☆

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第4期 子どものためのドラマスクール発表公演 『記憶のたまご』

第4期は
キッズシアターコース
ドラマシアターコース
2つのコースに分かれての活動でした。

ドラマコースの目的は
『自分の気持ちを表現する』ことでした。

キッズコースの目的は
『自分の表現を見てもらっている人に伝える』
ことでした。

この年、私はキッズに参加しました。
キッズでは、インプロ(即興)が多くありました。
まぁ、ドラマスクールの発表自体が
アドリブの積み重ねで成り立っているのですけれど、
より細かい表情や表現に指導が入りました。
活動時間も長かったと思います。

そして
一つのお話
長野まゆみ作『少年アリス』をモデルとした
お話作りに取り組みました。
文庫本はとても薄いので、ぜひ読んでください。
真夜中の学校にしのびこんだら、不思議な世界が広がっていたお話です★
そこから生まれたアイテム「烏瓜のちょうちん」
実際に発表公演でも使用しましたッッ
そして、忘れてはいけないのは「記憶掃除人」の存在
「記憶のたまご」は学校に落ちています。
誰かの記憶が詰まったたまご。
そのたまごを夜が明ける前に拾うのが記憶掃除人の役目。
第4期のお話はこの記憶掃除人を元に展開していくのです。


3月26日(日)
参加者53人の舞台の幕が開いた♪


♪ほたーるのーひーかーり まどーのーゆーきー
卒業式、
今までいろんな事があった
卒業おめでとう。

お隣さん同士のりえちゃんと桃ちゃん。
卒業式から家に帰るんだけど、
なんだか心残りがある。
「あの長い廊下を一度走ってみたかったん。」
「サイン帳、教室においてきた。」
そして、2人は夜の学校に向かう。
いつも2人にくっついて
学校に行っていた2匹の犬も
「理科室の人体模型の骨、食ってみたかったんだ」
と学校に向かう

その頃学校では、卒業生たちがそれぞれの理由を胸に
学校に忍び込んでいた
ふと流れ出す大音量の津軽海峡冬景色
放送室で一度爆音で歌ってみたかった愛ちゃん

みんなの去った後には4つの影があった
彼らこそまさしく記憶掃除人。
「学校の階段(怪談)」
(これは後にドラマ生の間で伝説化するが)
を一通り興じた後、
たまご探しが始まる。

そしてみつけた1つ目のたまご

◇ハチ(ドラマ)
スズメバチ
それは
強い、かわいい、世界最強の生き物

スズメバチが今日も一日を過ごしている

ある学校のクラスでは先生が入院したらしい
代わりに来た【はちろう】という先生は
厳しいし、冷たい。
帰り道、スズメバチの巣をみつける
なんか【はちろう】の顔に似ている
生徒たちはイライラして、巣に石をぶつける
飛び出したスズメバチ
逃げる生徒たち
追いかける、逃げる、追いかける、隠れる

スズメバチは怒っているのだ!
そして、わたしたちも!

◇◆◇

2匹の犬は理科室に来たはいいものの
骨はプラスチックだった(。。)

そして記憶掃除人たちがまた一つのたまごをみつける

◇参観日(キッズ)
参観日に遅れておじいちゃんが来た
おじいちゃんは騒ぎすぎだ
みんなにお土産のまんじゅうまで持ってきている。
電卓を使っている子には大声で注意するし
私が答えをいったら、大声で自慢する
他の子が答えたら露骨に嫌な顔をするし
おじいちゃんが無理やり私に教えた答えはまちがっていた

恥かしい!恥かしい!!恥かしい!!!

みんなが帰った後の教室で
おじいちゃんは久々に2人でご飯を食べに行こうといった
でも私は
ひどい言葉をいってしまった。
おじいちゃんは寂しそうに帰っていった。

でも、
その日の帰り
おじいちゃんは交通事故で死んでしまった。

二度と謝ることができないんだ。

◇◆◇


校長室でも一つのたまごをみつける

◇戦争(ドラマ)
戦時中
校長先生が、兵隊だったころ。
焼き討ちにあった村の近くの森の中
生き残った子ども達が大木に隠れて
暮らしていた。
歌が大好きな子ども達だった。

銃声がし、子ども達は隠れる

「今この辺で子供の声がしなかったか?」

兵隊達は通り過ぎる。

若き頃の校長先生は先生をしていた。
この子ども達は敵国の子ども
みつかれば、必ず殺されるだろう
子どもを殺すわけにはいかない
先生は笛を吹いたら逃げろと子ども達に教える。

子どもたちは笛の音に隠れる
しかし
その音に聞こえなかった男の子ショーヘイただ1人が
撃ち殺されてしまう
子ども達は駆け寄りショーヘイが大好きだった歌えを歌う

「ショーヘイ!」

◇◆◇

古びた本棚に一つのたまごをみつける
本棚自身の記憶だった。

◇家具(ドラマ)

のりちゃんの家の家具たち
TVに冷蔵庫、本棚、洗濯機に乾燥機
オルガン、タンス、幸せの木、パソコン
そしてクマのぬいぐるみ、あーちゃん

のりちゃんはみんなが大好き

でものりちゃんのパパが新しいゲームを開発した
このゲームが売れれば、お金持ちになる
新しいところに引っ越そう!
家具も全部捨てて新しいのに変えよう!
「え?」

夢の島に連れて行かれる。

家具とのりちゃんはパパの大事な
フロッピーディスクを隠す
あーちゃんの背中のポケットに、
そして、レプリカのフロッピーディスクに
家具たちのメッセージを打ち込む
「まだ使えるよ?」
「すてないで!」

◇◆◇

もうすぐ夜が明ける
最後のたまごをみつけた

◇アイリーン(キッズ)

転校生の二階堂愛はお嬢様
わたしたちとは住む世界が違うセレブ
すごくかわいいし親切

のはず…

でもコンビニでアンパン買ってるのみかけた
家に行こうとしたら断られた

愛はほんとは普通の子
みんなと仲良くなれないのが怖くて
嘘をついてたんだ

ある日、そのことがみんなにばれて
恐れていたことが現実になる。

ブランコに一人揺られていたら
のりえちゃんが隣のブランコに座ってくれた

ずっと欲しかったんだ
友だちが・・・

◇◆◇


そして、夜が明ける
たまごは空にかえす
記憶掃除人のしごとは終わり
そして、新しい記憶がまたつくられていく



第4期はオムニバス作品を
記憶掃除人というキャラクターがつなげた作品に
なりました。
キッズとドラマは六期まで続くことになります★
いいづかにドラマスクールが定着した時期とも言えます
ドラマスクールが長く続く事で
より中身の深く濃い表現活動ができました。
キッズとドラマの2つのコースが手をつなぎ
同じ舞台に立つ事はとても刺激になるし楽しいことです。
戦争では、その後のドラマスクールをひっぱっていく
子どもたちが大活躍しました★
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by iizukadramaschool | 2007-04-06 21:37 | ■ドラマの歴史■