人気ブログランキング | 話題のタグを見る

☆飯塚子どものためのドラマスクール☆

ブログトップ

荘田さんより byあず

荘田さんから、ドラマスクールニュースで書いてあった、ひな壇の話をブログの方に添付させていただけることになりました。ありがとうございます。
この舞台は、OB&スタッフで作った舞台です!!
内容は下からです。


「愛憎渦巻くヒナ壇」
卒業生・スタッフチームは、前夜合宿をして、しっかりお芝居を作ってきました。

「あかりをつけましょ、ぼんぼりに♪…」ヒナ壇の飾り付けが始まる。「お内裏様、おひな様、これは左大臣ね。これは牛車」「今日は楽しいひな祭り♪…」
五人ばやしの一人が登場。「ばやしと申します。長年お内裏様を守ってきました。実は、思い続けてきた人がいます」
おひな様登場「ひなと申します。嫁いで来て3年、殿に言いたい事もあるが、黙って座っています」
三人官女の一人「おそのと申します。実は、殿と恋仲。でも、この頃おいでにならなくなって、寂しい夜を過ごしています。いつか、殿のたった一人の女になりたい」
「右大臣むねのり。実の甥である殿を育ててきた。殿の気の多さに困っておる」
「左大臣たつのり。庭の番をして、牛の平八を育ててきた」
事件が起きます。「何ですって?殿がケガを?平八が暴れたって?」
右大臣と左大臣登場。右大臣「いや全く、平八を処分するとは、殿も全く何を考えておられるのか」左大臣「右大臣殿、平八は優しいやつなんです。ひな様も、平八をとてもかわいがって下さいました。その平八を殺せと。それも私の手で。殿は人の心をお持ちでないのか。…平八を見てくる…」右大臣「ここは私が、親がわりに申し上げねば…」
ひな登場。「殿、申し上げたき事がございます。どうして平八を殺すなど…。代わりがいる?ホホ、私も代わりがいくらでもいるのでしょうか。嫁いで3年、殿は何回私の所へおいでになりました?殿、私の事を見て下さい!」
右大臣「殿、平八を殺すとは本当ですか。あの時、ひな様は病気で臥せっておられたのですよ。その時、どこへ行こうとされていたのですか。昔のあなたはそんなお子ではなかった。誰にも優しく、誰からも愛された。位に就いてからのあなたは、どうですか。昔のあなたに戻って下さい」
おその「殿、少しお話があるのですが…。先日、私の所に来てくださるとおっしゃった時、来られませんでした。噂では、途中でお怪我をされて、そのままおひな様の所へ行かれたと。どうして、私の所へおいでにならなかったのですか?私とおひな様のどちらが大切なのですか?…殿、まだお返事を聞いておりません。…殿!…えい、くそっ!」
そこへ、ばやし登場。「さきほどの所を見てしまいました。あなたは、殿の事が好きなのですか?」「ええ、私の事が一番好きだと言って下さいました」「殿には、女の人がたくさんいるのを知っているでしょう?」「その中で一番になれれば良いのです」「あなたは、それでは幸せになれない!私はあなたの事が好きなのです。私の事を見て下さい!」「その手をお放し下さい!」…
「あかりをつけましょ、ぼんぼりに♪…」「お母さん、おひな様出していい?」「いいわよ」「…あれ、お内裏様がいないよ?」

この結末に、観客席はどよめきました。どういうことなのか、色々想像できてしまいますね。

by iizukadramaschool | 2009-01-19 23:40 | ■スタッフより■